さよなら
は 別れの言葉じゃなくて
再び会うまでの 遠い約束~♪
て、言うじゃないですか。
だから、さよならは言いません。
今回のことは、僕の中でおおよそ予想してたこと。
と言うか、なるべくしてなったことなのだと思います。
それこそ今シーズンがはじまる前に。
それが、今年の年頭に掲げた「Best choice」であり
ブログの中で語っていた、「覚悟はできてる」「腹は決まってる」
という言葉です。
昨年、連続出場が途絶えたのをきっかけに、ゲームに出ないことも増えてきました。
確かに手術した膝が万全じゃなかったということもあり
それは仕方がないことと自分で割り切っていた中にも
「何か違う」空気を感じていたのも確かです。
「このままだとフェードアウトさせられる・・・」
来年が勝負だなとも思いました。
それにはまず膝を完全な状態にしようと。
それが、今年の「レギュラーを獲りに行く」という言葉。
僕の中でのちょっとした抵抗でもありました。
だから、キャンプ、オープン戦となりふり構わず
とにかく結果だけにこだわりました。
シーズンに入って、いずれバテるのは承知の上。
なんとか開幕スタメンをものにするものの、
案の定、身体にも異変が。
オーバーワークから今まで痛めたことのない個所を
痛めたりして、登録も抹消された時もありました。
でも、自分の中では昨年より調子はいい。
「まだまだイケる」とも思ってたけど、
やっぱり「何か違う」空気は感じてました。
その空気の違いを確信したのが、北京オリンピックの時。
修が抜けて、石川がサードを守ることになってからでした。
「1番・石川」に僕自身「これで決めたな」と思っちゃったんですね。
なんとなく、監督の考えやチームの方向性が見えた。
この時、修が戻って来てからも出番はないだろうなと悟りました。
悲しくも予想通り、オリンピック期間中、ある程度結果を残していても
出場機会がなくなりましたからね。
最初は納得いきませんでしたけど、今年のチーム状態や
これからのチームのことを考えると、
ある程度は自分がいないチームも受け入れなくてはいけない。
そういう改革も必要だと思ってましたから。
すごく複雑な気分でした。
おそらく来年の構想からも外れるんだろうなとも思いました。
球団からは何も言ってきませんでしたけど
この頃ですね、家内に「横浜を出るかもしれない」と伝えたのは。
大矢監督の第一政権を知る僕にとって
監督が就任した時は、あの97年、悔し涙を流して去って行った
監督を男にしたいという思いもあって
今回の大矢政権を僕の集大成にとまで思いました。
その監督に背中を押されるならとも思ってましたが、
このままだと集大成どころか完全燃焼すらできずに
終わってしまう。それが嫌だった。
自分の中で「まだイケる」という気持ちがある限り
もっと現役を続けたい、挑戦したいという気持の方が強かった。
今回の報道で、球団に「引退勧告」をされたから
意地になってるんじゃないかと思ってるひともいると思いますが、
先にも書いてた通り、ある程度の予測がついてたこと。
恋人同士に例えたら、長年付き合ってった彼女に
「もう、そろそろかな」と思ってる所に
相手から「別れましょう」と言われた感じです。
だから、素直に受け入れられましたし、僕の決意も固いです。
昨年から今年までまでゼリー状だった気持ちが、しっかりとした固形物になりましたから。
でも、今でも横浜というチームは好きですよ。
強くなってほしいという気持ちも変わりません。
ここでも好き勝手なこと言ってきたりもしましたが、
チームや球団を思えばこそです。
今ではもう言うこともありませんがね。
逆に今あるのは、ありがとうございましたという感謝の言葉だけです。
最後にいろいろ綴ってしまいましたが
今まで皆さんに伝えきれなかった僕の気持ちです。
それにしても今日こそ引退試合だろうぐらいの雰囲気の中でのバッターボックス。
横浜ファンだけでなくヤクルトファンにまで声援を頂いちゃって。
その雰囲気に呑まれてか相手の松岡君まで「打たせなきゃ」
みたいなボール投げて来てて、逆に打ちずらいっちゅーの!
おまけにヤクルトベンチからは打ったボールを渡すしさ。
ほんと引退しようかなと思ったよ。うそうそ。
けど、素直に嬉しかった。ほんとみんなありがとう。
ヤクルトファンもありがとう。
みんな大好きです。
今日で今シーズンは終わりましたけど、僕にとってこれからが始まりです。
球団には自由契約の申し出をしました。
ほんとうにこれからどうなるかはわかりません。
もしかしたら、このまま引退!ってこともあるかも知れません。
けど、自分が決めた道です。
琢朗道を進んで行くのみです。
でも、いずれは横浜に戻って来たい。
いや、戻って来ます。
その時は、今回送り出してくれたような声援で引き戻してください。
お願いしますね。
ちょっと、行ってきます。
20年間、横浜ベイスターズ・石井琢朗を支えて来てくれたファンのみなさん、
球団関係者をはじめとする、横浜スタジアム、マスコミの皆さん、チームスタッフ、
選手のみなさん、たくさんの方々、ほんとうにありがとうございました。
今日でしばらくブログを休もうと思います。
リニューアルもしないといけないと思うので。
次、みなさんに会えるのは僕の進路が決まってからだと思います。
