続・博一さん
博一さんの訃報から一夜明け、
未だに悲しみから抜け出せないでいる僕です。
やっぱりショックでした。信じられないんです。
だって・・・。
でも、昨年もスタジアムでお会いした時、
体調良くないのかなぁ、とは思ってましたが
まさか、こんなに悪かったとは思わないじゃないですか。
自分がそんな状況にも関わらず、「頑張れよ!」って。
いつもそうでした。調子が悪い時とかは必ず声を掛けてくれる。
「何をしとるかぁ!まだまだぁ!」て感じで。
逆にいい時は、黙って「うん、うん」と遠くから頷くだけ。
ゲーム中なのに放送席のあるブースからね。
あのシワくちゃな笑顔(ひとのこと言えないけど)
なんとなく「大丈夫!」って思っちゃうんだよね。
だから、ほんと悔しいよね。
うう、ダメだ。涙出てきた。
でも書くよ。
遡ること僕の1年目、まだピッチャーの時。
一軍の遠征先では必ず声を掛けてくれてメシ食いに連れてってもらったりしました。
もちろん酒も飲まされましたが・・・。
忘れませんもん、初めての札幌遠征では行ったお店で
阪神の選手の方たちに出くわし、その席に僕一人で行かされ
「ちゃんと、挨拶してこい!」って。
そこには今、阪神の監督してる岡田監督(当時は選手)をはじめ、
真弓さんや平田さんといった面々。
当時の阪神の名プレーヤーが勢ぞろいですよ。
そりゃあ、緊張しましたよ。「まあ、飲めや」って。
広島遠征では、これも当時流行ってましたディスコ。
キングアンドクイーンでですよ。
「おい、踊って来い」って。
「えっ、一人でですか?」
博一さんたちはもちろんソファー席。
度胸試しだよね。
「ここで踊れなくてマウンドで投げれるかい!」
って言うけど、こっちから言わせれば踊れるかい!そんなもん、てな感じ。
栃木から出てきたばかりの田舎モンが、急にデ・ス・コなんて。
まあ、間違いなく今で言ういじられキャラだよね。大人のおもちゃ。
でも、そんな遊びの中にもしっかりと厳しさや優しさがあったし
学んだことも多かった。
今回の自主トレでいったら、この博一さんと僕というのは
現在の僕と梶谷みたいなもんだよね。年の差から言っても。
僕も梶とかに対してもしかしたら同じことをしてるかも知れないな。
当時、博一さんが僕に対して思ってたことを
もしかしたら僕も今、梶たちに対して思ってるのかも知れないなって。
今日一日、ずっとそんなこと考えてた。
そう思うと、すごく感慨深くて・・・。
そんな博一さん。
さっきも書いたけど、僕ら後輩をいつも気に掛けてくれ、叱咤激励を
してきてくれた。
厳しい口調の中にも優しさがあり、何かしらのヒントがあった。
今、僕らが若い選手に伝えようとしてることって、
ちゃんと伝わってるのかな?って、たまに不安になるけど、
博一さんが、伝えようとしてきたもの。
僕は今、思います。しっかり伝わってるんだって。
うう、やっぱりダメだ。
悲しみが倍増してきた。
涙が止まらない。もうだめ。
でも、この悲しみは一時封印して
明日は地元栃木で待っているTAAの子供たちに
会いに行って来ようと思います。
