« 最後に | メイン | がんばる »

運命の日

プロ入りを希望している高校生にとっては運命の日。
そう今日は高校生ドラフトが行われた日でした。
広島から名古屋に移動してきてちょうど中継をしていたので
思わず見入ってしまいましたが。
まだシーズンの終わってないこの時期にドラフト会議と言われても
いまいちピンとこないんですけどね。
でも変に今後の進路について大人の世界の駆け引きにまだ18の少年を
巻き込んで、大学なり高校なり双方に迷惑かけるようなことがなくて
純粋でいいかもしれませんね。この高校生ドラフトは。
何か裏での取引とかがあったりするとまるで犯罪者扱いですからね。
そうなるとやっぱり可愛そうですよ。
それでもやっぱりドラフトは全部ひっくるめた完全ウエーバー制だな。
僕に言わせれば逆指名なんて何の魅力もないっスよ。金使うだけ使ってさ。
結局、「金がない」とか言ってトバッチリ受けるのは僕ら選手であってさ。
おっと、また毒吐きそうだ。やめておこう。今日は神聖なドラフトの日だし。

やっぱり今日なんか見てても運命って感じるよ。
まあ、うちは1位希望の田中クンは獲得できませんでしたが、中日が指名した堂上クンね。
ご存知のように父、兄共にドラゴンズという、まさに親子鷹ならぬ親子ドラ。
単独指名ならそれもありかなとは思うところだけど、他に巨人、阪神にも指名を受け
交渉権は当然くじ引き。いくら3分の1の確立でも中日引くかー!?
やっぱり運命ですよ。
それぞれが意中の球団は当然あるでしょう。田中クンにしても楽天が引き当て
堂上クンとは対照的な表情をしていましたが、それも運命。うちははずれ1位で
北クンだっけ?これも縁ですよ。
まだいいじゃないですか、今は順位がついてるだけ。僕なんかドラフト外ですよ。
‘外’ってなんかはぐれ者みたいじゃない。最初はやっぱり抵抗はあったよ。
でもね、そんなの関係ないの。入ってからが問題。そこからが勝負なの。全て。

これでも僕もドラフトには運命みたいなものがあってね。
もしかしたら僕は横浜にはいなかったかもしれないの。
大洋(現横浜)はもうはじめから「ドラフト外で」と言って挨拶に来てたのね。
けど、ヤクルトが「もしかしたら5位で」ということも言っていたの。
ほら、その時ヤクルトの社長が足利だったのかな?良くわからないけど。
でもそんな話になってたわけ。
で、いざドラフト。別に僕的には何の期待もしてなかったんだけど
監督さんがわざわざ報告とかしてくれてね。
ヤクルトの1位指名は津久見の川崎憲次郎投手(現解説)超高校級よ。
で2位も投手。これも高校屈指、高知商の岡クンね。
これだけ高校生のいい投手がとれたらヤクルト的には万々歳。
5位予定の僕はもういらなかったんだよね。
それでも後からドラフト外でとは来たけどね。
さあ、足工の石井クン、人生の選択ですよ。ヤクルトか大洋か。
でも好きなほうを選べるというのはある意味、裏逆指名みたいなもんだけどね。
まあ僕の中では決まっていたけどね。はじめから獲ると言ってくれてた大洋って。
たとえ‘外’でもね。
後はほら、さっきも言ったように入ってからですよ。
そこでいろんな監督、コーチ、先輩といろんな人たちと出会ってね。これも運命。
人との出会いに偶然はないから、その出会いの中でいろんなものを吸収し
自分を成長させていく。僕もこの横浜でそうだった。だからいろんな意味で
この横浜という球団にはとても感謝してる。だからその反面、強く当たったりもしますがね。
入る場所、入り方の違いは確かにあるけど、どこでも住めば都ですよ。
そこで自分の城を造ったらいいんです。自分自身を形成していけばいいんですよ。

また今回のドラフトで僕のライバルとなる人間が出てくるでしょうね。
ポスト石井琢朗?いいじゃないですか。歓迎しますよ。
でもポスト石井琢朗はいつでも石井琢朗であって、僕のライバルも
もちろん僕自身。そう思ってやっていきます。