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愛すればこそ

今日のゲーム後、ロッカーに全員集合。監督辞任の挨拶があった。
この前の新聞報道があったので晴天の霹靂とはいかなかったが
なんでまた今日なの?って思いはある。優勝もまだ決まってないし
もしそうだとしても時期的に早いんじゃないかなと。選手みんな愕然としてた。
「なんだ、結局そうなんじゃん」とは思っても僕には今日発表してしまう理由がわからない。
タイミング良くというかなんとうか、日刊スポーツの社会欄に
毎日記者が日替わりで書いてるコラム(見た聞いた思った)がある。
そこに今日「監督を辞めさせる弱さ」という題でうちの球団のことが書いてあった。
実に耳が痛い。関係者が見たらご立腹してしまいそうな記事。
でも内容的にはズレてはいないと思う。逆に的を射ている感じもする。
別に僕もこれに乗って批判的になろうっていうわけではなく。軽く流してはいけない
問題だと言いたいだけ。こういう意見も真摯に受け止めていかなくては
いけないんじゃないかと。球団だけじゃなく僕ら選手も。決して人事じゃないこと。
僕は選手としてこの球団にお世話になって18年目。
いいとこもまた悪いとこも見えるところは全部見てきたつもりだ。
上の人に対して意見したときもある。この年になると見えなくても
いいところまで見えてしまったりする。人間関係とか
見えなければどんなに楽だろうと本気で悩んだこともある。
この前、記事の中の社長の言葉に「長期政権が理想」と書いてあった。
僕がこんなこと言う立場の人間ではないけれど、強いチームを
作るには僕もそれが理想だと思う。よっぽどの戦力が
揃ってない限り2,3年で常勝チームを作り上げるのは難しい。
畑を耕してばかりじゃいけない。ちゃんと種をまき実をならさないと。
98年、それまで監督は定期的に代わってはいたが、あのとき優勝
できたのは当時の権藤監督の手腕もあるが、近藤監督から大矢監督
そして権藤監督までチームの中の選手がほとんど代わらなかったのが大きい。
また大矢監督も権藤監督も前監督のときはコーチとして中にいたから
チームの現況、選手個々の性格、技量を把握していた。だから監督になっても
ある程度すんなり入れた部分はあると思う。だから監督が代わっていっても
そこには畑を耕し種をまき実がなる。そういうビジョンがしっかり確立されてたように
思う。それは僕が選手として間違いなく体験したことでそしてまたあの優勝したときに
しっかり補強さえしておけば横浜の時代はもっと続いたはずだと僕は今でも思ってる

今回のことは監督だけの責任じゃないと思う。間違いなく僕ら選手にも責任はある。
何かを変えなくては。今のままでは同じことを繰り返すだけになってしまう。
ただ足並みを揃えて仲良くと言うのではなしに抜本的に改革していかなくては
何も変わらないと。ファンと球団があっての選手なら、球団も選手とファンが
あっての球団だと思う。ファンを失望させることのないようにもう一度、会社、フロント
チームが一丸となって強いチームを作るべく情熱を持って全力を注ぐべきではないだろうか。

雇われ身のたかがいち選手が生意気なことを言って申し訳ありません。
でもこれも横浜というチームで育ててもらい、また横浜とというチームを
愛すればこそ思う気持ちも強いということです。