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最後のジャッジ

「えーっ、今のスイング???」これがおとといの早朝お亡くなりになられた、上本審判員と最後に交わした言葉。交わしたというか、僕のほうが一方的で半分抗議に近く、上本さんにはほとんど取り合ってもらえない状態。当然という顔で「うん、うん」とうなずいただけ。この間の名古屋で行われた、ドラゴンズ3連戦の初戦のことです。そのときの球審が上本さんでした。まさに僕の通算1000三振を喫したときに受けたときのことです。次の打席でも三振をしてるので、まさかそれが最後に受けるジャッジになるとは・・・信じられません。まだ早すぎます。改めて人の命の尊さというのを身にしみて感じてしまいます。今日試合前に行われた黙祷。チームとチームの間に立って、いつでも公平かつ正確なジャッジが求められる審判。時には敵対してしまうことも。上本さんには僕も何回か突っかかった記憶があります。それでも僕らは共に野球を愛する同志です。残された家族や関係者のことを思ったら、ゲーム前なのに涙腺が緩んで仕方ありませんでした。特に家族の皆さんには頑張っていただきたい。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

さて、ゲームはといいますと、やっと、ほんとやっと、一矢報いましたという感じです。これで対タイガースの呪縛から解き放たれればいいのですが。今日は僕の地元栃木県佐野市から佐野市長をはじめとする市議会、市役所関係の方々が2000本ボードを持って応援に駆けつけてくれました。このところ地元佐野市でも僕のことをいろいろと盛り上げてくれているみたいで、それはそれで大変ありがたいことですが、栃木県も最近物騒な話題が絶えないので、少しでも明るい話題を提供できればいいなと思っております。今日はなんとか皆さんの前で活躍でき、ゲームにも勝つことができて良かったです。

また、偶然にも今日はうちの父ちゃんと母ちゃんも観に来ててね。父ちゃんは頻繁に来るんだけど、母ちゃんが来るっていうのは珍しいことで。いつもあっちの具合が悪い、こっちの具合が悪い、乗り物乗ると目が回る、とか言って常に自分は重症患者だと思い込んでる。「病は気から」という言葉がありますが、まさしくうちの母ちゃんのためにあるようなもんで、「病は気からを」絵に描いたような(どんな絵だ?)。それを本人に言うとマジ切れされるんだけど。そんな母ちゃん来たらヒットも打つしチームも勝ってしまいました。何よりです。これで母ちゃんも3日は大丈夫だと思います。今日は一日遅れの子供の日と、ちょっと早い母の日のプレゼントになったような気がします。

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佐野市長をはじめとする皆様